どうもツキヤです。
僕はバイナリーオプションを始めておおよそ3年ほどが経ちましたが、やっぱり利益を出すために必要な知識には優先順位があるんです。
もちろんどんなトレード方法をするかでも多少変わってくるとは思いますが、
「この知識は最優先で学んだ方がスムーズだよね」
というものが実のところあります。
今回の記事では、
3年前のバイナリーオプション初心者の自分に最初に絶対に教えたい知識
ということで話していきます。
今バイナリーオプションを始めようか迷っている
まだ始めたばかり
という方がこの記事を読むと、かなりスムーズにトレードが上達していくんじゃないかと思うので、ぜひ読み進めてみてください。
ちなみに90%以上の人はハイローオーストラリアという業者を使ってバイナリーオプションをしていますが、もしまだ口座開設をしていない場合は最初に開設するようにしましょう。
身分証(免許証、パスポート、マイナンバーカード)とメールアドレスがあれば数分で簡単に開設できますからね。
目次
初心者は”手法”から入る人が多すぎる
あなたは今もしかしたら、いわゆる「手法」から勉強していませんか?
もしそうだとしたら、利益を出すまでにかなり時間がかかるか、稼げるようになるまでに諦めてしまう可能性が非常に高いと経験上強く言えます。
最初に手法を学んではいけない理由
なんで手法から学ぶのはおすすめできないかというと、あくまでも手法は
「為替相場の見方を覚えた上で、エントリータイミングを図るための道具にすぎないから」
です。
絶対的なものではなく、エントリータイミングを計るための”自分の中での決まり事”というイメージです。
数万円で売っているようなシグナルツールもまさしくそれで、相場の知識がある上で使わないと意味がありません。
「バイナリーオプションには、必勝法みたいな手法があるんじゃないか?」
と初心者は思ってしまいがちなんですが、知っただけですぐに安定的に利益を出せる手法はこの世にはありません。
バイナリーオプションで稼ぎ続ける人は、それ相応の相場の知識、そして経験があるからこそその手法を稼ぎ続けられているということは最初にぜひ知ってほしいことです。
手法なんてのはあとから勉強すれば良いし、知識がつけば自分で「あ、今チャンスだからエントリーしよ」とどこでエントリーすれば良いか自然と見えるようになってきます。
バイナリーオプション初心者が何を学ぶべきかは最初の壁
手法から入ってはいけないのなら、じゃあ何から学んでいけば良いのか。
そこは正直バイナリーオプションを始める時の最初の壁です。
専門用語や知識があまりにも多くあり、わけがわからないですよね。
おそらくそこで頭が混乱してしまい、本格的にトレードを始める前にやめてしまう人も多いんじゃないかと思います。
しっかり教えてもらえる環境がない
バイナリーオプション(投資全般)が問題なのは、初心者は最初何から学んでいけば良いのかを教えてもらえる環境が無いということなんですよね。
自分で情報収集をしていく必要があるし、その中でどのような情報が重要かを取捨選択しなければならない。
そこがバイナリーオプション、投資の難易度を大いに上げている面はあると感じます。
言い換えると、適切な順番で適切な知識を学んでいけば余計な時間のロスなくスムーズに稼げるように成れると言えます。
もちろん知識を学んでから実践や検証を繰り返したり、努力も必要ですけどね。
バイナリーオプションで覚えるべき知識には優先度がある
いろんな情報を見ていると「どの情報もめちゃくちゃ重要なんじゃないか」と感じると思うんですけど、すべてのバイナリーオプション(トレード)に関する情報を学ぶ必要はありません。
野球で言えば、今は「セイバーメトリクス」という指標が使われることが増えているんですけど、野球をプレイしたり楽しむだけなら「打率」「打点」「ホームラン数」「出塁率」くらいをわかっていればそれで必要十分です。
「これだけを学んでおけばとりあえずはOK」
という知識がバイナリーオプションにはあり、それを最優先で理解することでスムーズにトレードに取り組んでいけるし、利益も早い段階で出せると思います。
3年前のバイナリーオプション初心者の自分に真っ先に教えたい知識
ここからは、具体的に初心者はまずどんな知識を学べば良いのか。
「昔の初心者の僕に対して、今の僕が優先的にどんな知識を教えるか」
を紹介していきます。
これからバイナリーオプションを始める
まだバイナリーオプションを始めたばかり
という場合はぜひそれらを優先的に学ぶようにしてみてください。
・ローソク足の形や特性
・ダウ理論
・上位足の見方
・チャートパターン
ローソク足の形や特性
まず最優先で覚えたいのが「ローソク足」です。
ローソク足について知らないとチャートを見ること自体ができないので、ここは最優先で学んだ方が良いです。
またローソクの形によって意味合いが大きく異なってくるのですが、詳しくは別の記事でわかりやすく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
どんなローソク足の形がどの場面で現れるかを見るのは勝つために非常に重要です。
例えばローエントリーを狙っている場面で、下落の勢いが強いことを示唆する「上ヒゲ陰線」が現れた時は下がる期待値が上がり勝ちやすくなる、といった見方をしていきます。
ダウ理論
ダウ理論を理解することで、相場の動きをある程度予測できるようになり、優位性が高い(期待値が高い)トレードができるようになります。
ダウ理論はいくつかの法則が説明されているものなんですが、その中で絶対に覚えたいのが
「トレンドは明確な転換シグナルが現れるまで継続する」
というもの。
まずトレンドというのはどういう状態かというと、
・高値切り上げ、安値切り上げが続いている状態が上昇トレンド
・高値切り下げ、安値切り下げが続いている状態が下降トレンド
で、今はトレンドかどうかを判断できればあとはその方向にエントリーすれば基本は勝ちます。
いわゆる手法はその時にエントリータイミングを図るために使う、という感じですね。
トレンドが続いていればその方向にエントリーしていく、いわゆる順張りで入っていけば勝ちやすいんですが、トレンドはどこかで必ず終わりが来ます。
トレンドが終わりそうな場面で順張りをしてしまうと負けてしまうので、そこで必要になるのがダウ理論の「トレンドは明確な転換シグナルが現れるまで継続する」という考え方なんです。
トレンドの転換シグナル
トレンドが転換するシグナルになるのは
上昇トレンドは高値を切り下げる、もしくは安値を切り下げた時
下降トレンドは高値を切り上げる、もしくは安値を切り上げた時
になってきます。
その動きが現れた時は一旦様子見し、またトレンドの方向が現れたところで順張りしていくと勝率を上げることができます。
そのように、トレンドが視認できるようになると「エントリーして良い場所、してはNGな場所」が見えるようになり、確実性の高いトレードができるようになっていきます。
上の下降トレンドからの転換例なら、安値切り上げを作り上昇トレンドに入るのを待つという感じです。
高値を切り上げ、さらに安値を切り上げることで始めて上昇トレンドに突入します。
上位足の見方
バイナリーオプションは為替相場を元にトレードしていくわけですが、為替相場には
1分足、5分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足、日足、週足、月足
があり、基本的に時間軸が長いほど優位性があるということはぜひ知ってほしいことです。
それはどういうことかというと、例えば1分足で直近で下降トレンドになっているとしますよね。
ただ15分足を見てみると高値切り上げ、安値切り上げの上昇トレンドが形成されている場合、優位性は上方向にあるのでローでエントリーするのはかなり危ない場面と言えるんです。
◯1分足と15分足の方向が合致していない例
↑の例の場合は、1分足でハイエントリーできるポイントを探した方が勝つ確率が上がる、ということですね。
バイナリーオプションは、1分判定などの短い時間の取引なので1分足しか見ない人もいたりするんですけど、1分足だけを見ていると上のような場面でローエントリーしてしまい勝率が上がりづらくなります。
他のトレードと違いバイナリーオプションは
勝率=利益
と言っても良いので、勝率が上がらないと利益も絶対に増やせません。
勝率を上げるために、上位足の確認も必須になるということです。
チャートパターン
相場ではいくつかの「チャートパターン」という形が形成されます。
覚えておきたいのは以下のチャートパターン。
◯ダブルトップ、ダブルボトム
◯三尊、逆三尊
◯ペナント
これらはまず最低限覚えておきたいパターンです。
それで、このチャートパターンがどの場面で表れたかによって相場の方向性を読みやすくなります。
例えばダブルトップは「下降を示唆する」チャートパターンですが、既に相場が下落している安値で起こってもあまり意味がないことはわかると思います。
一方で高値付近でダブルトップが起きた場合は、一旦下落しやすいと読むことができます。
そんな風に、チャートパターンが発生した位置を常に意識することは非常に大切です。もちろん、上位足の状態も常に確認しながら、ですね。
フラクタル構造でさらにトレードを確実にする
これは少し補足ですが、為替相場には「フラクタル構造」という考え方があります。
上の画像のように、小さな三角形が集まることによって大きな三角形が形成されているようなことをフラクタル構造と言います。
それで為替相場というのも、実はフラクタル構造で構成される場合が多いんです。
上でダブルトップの説明をしましたが、例えば15分足でダブルトップの二つ目の山を形成している場面。
そういう時に1分足でもダブルトップを形成していることがあり、15分足と1分足の動きが一致することで下落する信憑性がさらに高くなります。
上のチャート例の場合、1分足でも高値切り下げ型のダブルトップを作ってくれていたらさらに下がる根拠が増すのでちょっと惜しいですね。
バイナリーオプションやFXで稼いでいるトレーダーは、そのようなフラクタル構造を理解していて、自分のトレードの確実性を上げている場合が多いです。
上位足のチャートパターンの中に下位足のチャートパターンが隠されている。
そんな見方ができるようになると、いわゆる騙しに遭うことも減って確実性の高いトレードができるようになっていきます。
僕はよく1分足で三尊が出たからローエントリーだ!みたいにしてことごとく負けてたんですけど、そういう時は大体上位足が上方向かレンジ相場だったりしたんですよね。
15分足の三尊の右肩あたりで1分足で三尊の形が出た時などは綺麗に下がってくれることが多かったです。
これまで話してきた知識を理解できていれば、トレードで勝つには必要十分です。
その上で自分に合った手法を見つけることで、余計な負けを減らして勝つための準備が整います。
インジケーターは必要じゃないの?
「え?インジケーターとかは使わないの?」
と思われるかもしれませんが、インジケーターはあくまでも為替相場の動きの後付けに過ぎないので、そこまで必須のものでも実はないんです。
正直僕自身があまりインジケーターの知識が無いので詳しくは話せないんですけど、
・RSI
・移動平均線
・ボリンジャーバンド
辺りを使えばひとまずは必要十分なのかなと思います。
僕はRSIはダイバージェンスの発生、移動平均線はゴールデンクロスやデッドクロス、今がレンジ相場かの確認によく使うことが多いです。
あくまでもトレードの補助として使う、という感じが良いのかなと思います。
他の知識は余裕があったらでOK
紹介したものの他にも、ネットなどを見ると色々な情報が目に飛び込んでくると思います。
グランビルの法則、値幅計算、フィボナッチ、ラインの引き方、ロールリバーサルなどなど。
そういった知識ももちろん理解しておいた方がより相場の見方の精度を上げられるんですけど、まずはこの記事で紹介した
・ローソク足の形や特性
・ダウ理論
・上位足の見方
・チャートパターン
をしっかりと覚えてからで全く問題ありません。
学校の授業でも、一つずつ知識を教えてもらうと思います。一気に新しい用語などが出てきたら、全く覚えられないしやる気も削がれますよね。
どうしても早く稼ぎたいとは思うんですが、焦れば焦るほどトレードが雑になり利益から遠のくのがバイナリーオプションです。
チャートと照らし合わせながら、最優先で学ぶべきことをぜひ理解していくようにしましょう!
それが結果的に利益を出すための最短ルートになります。
僕も例に漏れず最初は手法から学び始めましたが、まったく稼げるように成れる気配すらありませんでした。
それはこの記事でこれから話していく知識が欠けていたからだったなと、今振り返ると感じます。